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Jiro Yoshihara

Jiro Yoshihara, Untitled, circa 1965, oil on canvas, 50.0x60.8cm
Jiro Yoshihara, Untitled, circa 1965, oil on canvas, 50.0x60.8cm

1905年に大阪で生まれた吉原治良は、1954年から1972年にかけて関西を拠点に活動した前衛運動「具体」のリーダーとして知られています。また、1960年代半ば以降には円環のフォルムをテーマとした絵画シリーズを制作し、欧米的な抽象画と東洋的な筆の表現を融合させた独自の作風を確立しました。美術教育を受けず中学生の頃から独学で画家を目指した吉原は、1920年代から1930年代にかけてシュールレアリスム風の絵画を制作し、その後幾何学的な純粋抽象画へと移行。戦後早期には鳥や少女像などをモチーフにした具象を経て、1950年代に入ると再び抽象画へと転じ、次第にアクション・ペインティングのような荒々しい筆致へと発展しました。当時海外との結びつきが強かった吉原は、抽象表現主義やアンフォルメルといった西洋の美術動向に関心を寄せると同時に、日本の禅思想からも影響を受けたと言われています。1954年には具体美術協会を創設し、翌年「具体美術宣言」を発表。「人のまねをするな」をテーマに掲げ、パフォーマンスやインスタレーションなど前衛的な展覧会の開催や機関誌の発行を通して、現代美術の運動を精力的に展開しました。具体後期の1960年代中盤に入ると、吉原の代名詞でもある「円」の表現に到達しました。前衛的な書の影響を受けたとされる一連の大作では、フラットな背景に対する塗り残し部分として円の像が浮かび上がり、円というシンプルなかたちの普遍性、描く行為の反復性、そして無限に広がるバリエーションに新しい創造の可能性を見出しました。主な個展に、神奈川県立近代美術館(1973年)、京都国立近代美術館(1973年)、芦屋市立美術博物館(1992年)、愛知県立美術館(2005年)、東京国立近代美術館(2005年)、宮城県美術館(2005年)。1972年芦屋市にて死去。

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