MAKI
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ミヤ・アンドウ

Photo: Nick Knight / Socrates Sculpture Park
Photo: Nick Knight / Socrates Sculpture Park

ミヤ・アンドウは1973年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で東アジア学の学士号を取得後、イェール大学で仏教に関する図像学を学び、さらに岡山県の金工師の下で技術を習得しました。
アンドウは鉄、アルミ、木などさまざまな素材を使い、抽象的な絵画や彫刻、インスタレーションなどを制作しています。彼女はポスト・ミニマリストとしても知られており、代表的なものとして金属の平面に色彩を施した作品があります。鋼鉄やアルミニウムに熱を加え、色を重ね、ラッカーや薬品を塗り、研磨し、さらに磨いて艶を出すことで、それら金属の表面には海や空や雲を連想させるような微妙な色のグラデーションが現れ、観るものに作家のもつ独特の世界観を伝えます。
「Form is Emptiness, Emptiness is Form(色即是空、空即是色;『般若心経』より)」「Sky/Emptiness(Sora/Ku;空)」「72 Kō(七十二候;1年を72に分割する古い日本の暦)」など、これまでの展覧会タイトルからもわかるように、仏教的な世界観と日本の伝統的な自然観が彼女の作品には込められています。アメリカ人と、備前刀匠の末裔である日本人とを両親にもち、幼少期を北カリフォルニアの田舎と、母方の祖父が住職を務めていた日本の寺院とを行き来して過ごしたことが大きく影響しています。アンドウは伝統と現代、産業と自然、東洋と西洋を巧みに融合させ、芸術を通して人ともののつながりを探求しているのです。
最近開催された個展は、「Form is Emptiness, Emptiness is Form(色即是空、空即是色)」アジア・ソサエティ・テキサスセンター(ヒューストン、2019年)、「Miya Ando」Sundaram Tagore Gallery(ニューヨーク、2019年)、「Clouds(Kumo;雲)」Kantor Gallery (ロサンゼルス、2019年)ほか、2018年にはイサム・ノグチ美術館でも行われています。ほかにもThe Haus der Kunst (ミュンヘン、2019年)、ロサンゼルス・カウンティ美術館(ロサンゼルス、2017年)などのグループ展にも参加しています。そして2015年、彼女の大規模なインスタレーション「Emptiness The Sky(Shou Sugi Ban;焼杉板)」は、第56回ベネチアビエンナーレで展示されました。そしてロサンゼルス・カウンティ美術館(ロサンゼルス)、Haus der Kunst(ミュンヘン)、Berkowitz Collection(マイアミ)など、パブリックあるいはプライベート・コレクションに多数収蔵されています。さらに、ロンドンのエリザベス女王オリンピック公園に恒久的に設置され、2015年のマーシュ公共彫刻賞 (Marsh Award for Excellence in Public Sculpture) の最終選考に残った 「After 9/11」 をはじめ、数多くのパブリック・アートを生み出しています。

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